001.jpg 安全管理 002.jpg その他の活動 003.jpg 講習会 004.jpg 地域活動

海を安心安全に楽しむことができるまち角島
(海と日本プロジェクト2025/日本財団)

「海水浴客や水上バイカーなど、訪れる全ての人が安全安心に海を楽しみ、漁業従事者が安心して漁に励むことができる」ことを目指して  
 
JM-Safety水上バイクモード>
夏季の角島大橋周辺海域では、海水浴を楽しんでいる子ども・素潜り漁を行っている漁業従事者・水上バイカーなど多様な水辺の愛好家が存在します。これらの愛好家たちのように海を訪れる全ての人々の安全安心を担保し共存するための解決策の一つが私たちの取り組んでいる「 JM-Safety」です。
JM-Safety水上バイクモードは、予め水上バイクが入ってはいけないエリアをマップに落とし込んでおき、進入禁止エリアに近づくと警告音を発するというスマホのアプリです。境界線が分からない海上で進入禁止エリアに近づいていることを知らせ、多様な水辺の愛好家たちを住み分け、危険を未然に防ぐことができます。
この度、私たちが日本財団より「海と日本プロジェクト 2025」の承認を受け、取り組んだのがマップの作成です。ドローンやアクションカメラを駆使し、豊北町内の注意すべき全ての境界に関する位置情報を取得し、割り出したエリアの座標(経度、緯度)をマップに落とし込みました。
 

 

 

 
座標を落とし込んだ豊北町内の全エキスパートガイドマップはこちら
 
マップの内容は町内の海水浴運営事業者・地元漁協・水上バイク事業者で組織された豊北地区海水浴連絡協議会により承認されたものです。
 
上記のマップ内容について、現在は承認を待っている状態です。
 
上記のようなローカルマップが承認を得た後に PWCエキスパートガイドマップ豊北版として公開することが可能になります。公開された後は、当該アプリを導入すると禁止区域に侵入した場合は、警告音が鳴り多様な水辺の愛好家や漁業に従事する人々との住み分けを可能にし、全ての人々が海を安心安全に楽しむことができるようになると思っています。
以下、先行して公開( 2025103日)された PWCエキスパートガイドマップ神奈川版に関する記事を掲載いたします。
 

 
本アプリは、上記のように承認待ちの状態ですが、現状でも水上バイクが航行した航跡データを記録することは可能です。この機能については、もし事故が発生した場合に後から航跡および時間帯を特定することで原因を究明することに役立てることができます。これらのデータが事故の再発防止につながると考えられます。
 

 
JM-Safety水上バイクモードを設定した水上バイクの航跡の例
赤線が水上バイク A、オレンジ線が水上バイク B
 
 
 
<漁業従事者の命を守る JM-Safety落水検知ユニット>
このツールは、落水した後ユニットが数秒間水中にある状況になると自動で信号を発し位置情報を送信する機能があります。仮に漁業従事者が落水した場合でも、身につけてさえいれば発見できるまでの捜索時間を大きく短縮し、救急救命の場において画期的なツールとなる可能性を持っています。
こちらについても、豊北町内の様々なエリア・環境における実証実験において位置情報が送信されることを確認しました。
 

 
JM-Safetyについては、 6月に開催された令和7年度豊北町内キャンプ場・海水浴等連絡協議会で情報共有しました。
 
<令和 7年度海水浴連絡協議会:令和 7623日>

 

 

 
本協議会は毎年開催され、下関市市役所豊北総合支所地域政策課が呼びかけ、公務救難機関(海上保安庁、消防、警察)のほか各海水浴場運営責任者および地元漁協・水上バイク事業者などの多様な水辺の事業者が集まり、夏季の海水浴やマリンレジャーに関連する未然事故防止や緊急時の連携について情報を交換・共有することを目的としています。
 
(以下、「 R7.6.23_協議書兼復命書」(議事録)より抜粋)
(6)NPO法人コバルトブルー下関ライフセービングクラブ
(説明者:NPO法人コバルトブルー下関ライフセービングクラブ 新名代表)
資料なし、プロジェクターで説明(協議会終了後、資料提供あり)
他地域の水上バイク関係の危険行為等の映像あり。
 また、鳩島周辺で水上バイクが集まり、近くで漁船が磯見漁を行っている写真の説明あり。
水上バイク関係者は決して悪気はないと思いますが、捉え方などは異なります。
豊北では、現在、漁業関係者と水上バイク関係者が良い形ですみ分けができている思っています。
今回、資料 の紙ベースのローカルルールマップをより分かりやすくするため、座標をドローンで測り、電子上の地図に落とし込んでみました。この電子上の地図の運用は開始しておらず、あくまで参考です。事故などが起こってから、これを取り入れようとしても、簡単に運用が開始できるものでありません。実際に運用を開始する場合、お金もかかり、漁協関係者や水上バイク関係者の皆様の協力も必要となります。また、海水浴終了後にご意見等があれば言っていただければと思っています。禁止エリアの修正等も可能です。
落水検知ユニットについては、 JM-safetyyobimoriの活用など、下関水産振興局と協議を進め、より良い形が模索できればと思っています。
 
 
 
 
 
<令和 7年度海水浴連絡協議会意見交換会:令和 71113日>
2025年夏季の海開きシーズンが終了した後、令和7年度豊北町内キャンプ場・海水浴等連絡協議会(意見交換)が 1113日に開催されました。協議会内においても、水上バイクと海水浴で訪れるお客様や漁業従事者のほか観光で訪れるお客様との住み分け・安心安全に関する課題(以下議事録参照)が浮き彫りになりました。
 

 

 
(以下、「 R7.11.13_協議書兼復命書」(議事録)より抜粋)
 
  3 各海水浴場等に関する意見交換
各海水浴場から一言(今年の振り返り)
阿川ほうせんぐり海浜公園
近年、暑さもあり外に出ない傾向にあり、海水浴客が減少している。
水上バイクがシーズン中2度進入した。渚の交番や海保などに連絡したが、注意喚起する前にいなくなった。海水浴客が怖がりマイナスイメージにつながる。連携を密にして楽しく遊泳できることを望む。
ホテル西長門リゾート
海水浴客は昨年比約96%。暑さもあり海で遊ぶ時間が短くなっているように感じた。また、今年は砂の流出が激しかった。
水上バイクが露天風呂の前付近で滞留する案件があった。この点は水上バイク事業者からも注意喚起を促してほしい。
岡林公民館海の家
土井ヶ浜の監視所の運営も行っている。海水浴客が減少することで、監視所の運営が厳しくなる。ここが危惧している点。
監視体制を整えてから、土井ヶ浜で死亡事故が起きてない。また、今は海の家オーシャンが水上バイクを扱っているので、万一の際は水上バイクを無償で走らせてもらい助けられている。
水上バイクにもメリットがあることを分かってほしい。
土井ヶ浜キャンプ場
7月中旬まで客足はよかった。8月中旬の豪雨が痛手であった。
コバルトブルービーチ
大きな事故なく終えることできた。客数減少した。8月中旬の豪雨が痛手。
海水浴場での水上バイクトラブルはなかった。ただ、 海士ヶ瀬であおり運転をする水上バイクがおり、漁船の運航に影響があったと報告あり。 引き続き、水上バイクへの啓発活動・注意喚起は必要。車と同じでモラル ある利用を大事にしてほしい。
近年、インバウンド客も角島では増えたと感じる。この点でもモラルの徹底が必要と思う。
来シーズンに向けて救命講習や熱中症対策セミナーなどを海水浴場の従業員にも行い、誰でも救急対応ができることが大切と感じた。
 角島大浜キャンプ場
角島の海水浴場2カ所にはライフセーバーが入っている。売り上げ減少するなかで、ライフセーバーの費用は上がっている。他市では費用を助成する動きもあるが、下関市はない。安全な海水浴の運営のためにも、是非、支援 してほしい。
ホワイトビーチ島戸
海水浴客数は昨年並み。
島戸では素潜りを行うポイントがあり、そこに水上バイクが近づき、危険を感じた漁業者がいる
漂着ゴミがやはり多い。高齢化が進み、漂着ゴミのゴミ拾いが追いつかない現状もある。
■コバルトブルー下関ライフセービングクラブ(新名氏)
→海水浴場が売り上げ向上につながっていくことを考えることが大切。
→水上バイクへの目は厳しいが、悪い人ばかりでないことは分かっている。良い人も多数いる。 水上バイクと海水浴場、漁業者がうまくやっていくための具体的対応策を考えることは容易なことではないが、前向きに取り組むべきだと思う。そのひとつの対策案がJM-Safetyというアプリ。
今、ローカルルールで定めている線引きを位置情報として落とし込んだ。これを活用したアプリを入れることで少しでもマナーの悪い水上バイク利用者が減ればと思っている。
 
全体での意見交換
水上バイク関係者と漁業関係者の間での水上バイクの線引きに関する議論あり。
漁業関係者側も一部マナーの悪い水上バイク関係者が起こしているということは 理解しており、ルール(海水浴連絡協議会で定めているローカルルール)に従っていれば、水上バイクを妨げるものではないという認識あり。
 
上記の議事録抜粋からも解るように、多様な水辺の愛好家たちの利害を妨げない形で住み分けをする必要があることは、漁業関係者を含む海水浴連絡協議会参加者全員が理解しています。まずは、様々な実証実験により当該アプリの有用性の高さを示す素材を集め、それについて情報発信を継続し、当該マップが一刻も早く承認を得て侵入禁止エリアに入るなどした際に警告音が鳴り、利害を損なうことなく住み分けを行うことができるようになることを切望しております。
 
 
 
 
 
コバルトブルー下関ライフセービングクラブ
事務局

下関市豊北町大字神田3587-2